サヨコオトナラのHPができました。サイトを制作してくれた海野さんありがとうございます。絵を描いてくれているMARUちゃんいつも大大好きです”ありがとうございます。
mixiのコミュだってこまめにやってないのに果たしてHPを作っても適度に更新していけるのかどうか不明ですが、まあ適度に進めていってみます。これでもウェブ2.0のことに関してなどにもすごく興味あるんです。すでに今はもうウェブ2.0以降のサイバー社会が話題になっているようですけど。
さてさてブログという場所までできてしまいました。あちこちのサイトに書く場所があるけれどここでは何を書いていこうか。書こうと思えば題材は山ほどあるのです。毎日どきどき感動すること、うれしいこと、あきれること、驚くこと、そしてたまにすごく悲しいことせつなくなることでいっぱいです。毎日たくさんの人と話をしたり、本を読んだり、音楽をやったりで一日が満杯で、文章など書いてる時間がないままに気がつかないうちに眠りに入っています。
僕は東京と郷里である富山県魚津市との二重生活をしながらサヨコオトナラやムビラトロンで音楽の旅に出かけています。今週から来週の中頃までは魚津にいます。ここで4月26日に行われる「アースデイにいかわ」の準備その他もろもろのことをしています。「アースデイにいかわ」のことはまた別の機会に紹介したいです。今日は「アースデイにいかわ」の会場となる新川文化ホールの庭の下見に行ってきましたが、なにやら面白そうな映画の試写会があるというのでそちらも見てきました。
タイトルは『日本の青空』。現在の日本国憲法はGHQに押し付けられた憲法だと思われているようですが、実はちゃんと日本人が作成したものだという日本国憲法の成立のいきさつを描いた内容の映画です。映画としてのカタルシスはともかくとしてもすごくいい内容だったと思います。とにかく知った方がいいと思います。
以前、ラジオでベアテ・シロタさんという女性が出演されている番組を偶然聞いたことがあった。自分が日本国憲法の草案作成に関わったことを話されていました。昼間のラジオ番組だった。今思えば昼間っからすごい番組内容だったと思う。ベアテさんは憲法に女性参政権を盛り込んだのは私だったと話されていました。そして現在の平和憲法が世界的に見ていかに素晴らしいかを話されていた。のちに現在の憲法はGHQが押し付けたのではなく、実はその草案は日本人が作成したものだったことを僕は確かきくちゆみさんのメールで知ったように記憶していますが、情報はそのくらいのものでその前後の状況がどのようだったのかはわからず仕舞でした。
今回映画を見て、実はその草案を作成したのは鈴木安蔵という憲法学者を中心とした「私的グループ(憲法研究会)」だったということを知りました。GHQ民政局は大日本国憲法に代わる憲法は日本人自らが民主的なものを作成すべきだと考えて政府に要求していた。政府案は当時の幣原内閣の憲法担当国務相として憲法問題調査委員会委員長に就任していた松本蒸治率いる松本委員会が作成していた。
ところが松本委員会はいまだ天皇を神とあがめる思想にあったために国民主権の憲法作成に期待できないと考えた市民側の知識人が集まった「私的グループ」があり、松本委員会がGHQ民政局に提出するよりも先に自分たちの草案(「憲法草案要綱」)を提出しないとこのままじゃ日本人は結局民主的な憲法を自分たちで作れないと判断されると思い、政府案よりも先に草案を作成し提出した。
その法案のチェックにベアテ・シロタさんが関わっていた。少女の頃から10年以上も日本に暮らして日本の女性の権利のないところをまざまざと見てきたベアテ・シロタさんが関わっていた。彼女が現在の女性の参政権を憲法に作ったことは知られているが、実は草案にはすでに鈴木安蔵が妻から聞いて影響されていた言葉が残っていて男女平等の権利を書き記されていた。「女性が参政権を持ったら戦争に反対する国民が増えるものね、そりゃあ国は選挙権を与えたくないでしょうね。自分の夫や子供たちを誰が戦争に持っていかれたいものですか。そんな女性はいませんよ。」映画はこういう状況がわかりやすいのがいい。
民政局に天皇を天上人としてあがめ、民主的な条項がなにもない憲法改正要綱を持参した松本蒸治に対して、民政局の憲法草案作成作業を指揮していたコートニー・ホイットニーが怒鳴りつける。そしてGHQ案を受け入れろと要求する。松本は日本人はそんな民主的な憲法は断じて受け入れられないと怒る。ベアテさんは自分が日本に長く暮らして日本の女性が人権を認められていないことで辛い思いをしてきたことを語り女性に選挙権を与える条項を必要とすると訴え、コートニー・ホイットニーは実はこのGHQ案は日本人の知識人グループが作成したものだと説明する。GHQと政府の外交を務めていた白州次郎は松本蒸治に付き添ってきたのだが、松本の敗北をあっさり認める。この時に白州はコートニー・ホイットニーから英語が上手いと言われるが「あなたももう少し勉強すれば上手くなる」と颯爽と返答する。あざやかな場面だった。どうやらこれは有名なエピソードらしい。映画を見て初めて知った。白州は戦争すらもやってられないと自分勝手に隠遁し回避していた。国賊という言い方もあるかもしれないが凄いやつだと思う。
Wikipediaによれば、昭和天皇からダグラス・マッカーサーに対するクリスマスプレゼントを届けた時に、「その辺にでも置いてくれ」とプレゼントがぞんざいに扱われたために激怒して「仮にも天皇陛下からの贈り物をその辺に置けとは何事か!」と怒鳴りつけ、持ち帰ろうとしてマッカーサーを慌てさせた。。マッカーサーは当時、神と崇められるに等しい存在だったが、白州次郎に申し訳ないと謝り、ちゃんとテーブルを用意させた。
憲法改正の国民投票法案が可決されてしまったけれど、どうなんだろうか、もうすでにそんな事みんな忘れてしまったんじゃなかろうか。僕も執着して記憶しているわけじゃないけれど、2010年の5月18日に施行される。その時に9条の戦争放棄を支持できるかどうか。それまでに日本政府はさんざん日本国民を脅かすのだろうと思う。自作自演テロ国家アメリカ様みたいにテロの脅威があるからとさんざん言うんだと思う。ゆえに集団的自衛権が必要であり、日本もお金だけじゃなくて武力協力をしなきゃならないんだと。米軍再編ではすでに武力協力の演習もしているらしい。
日本じゃニュースにならなかったけれど、前回のG8ではテロ対策の警備のものがあやしい人物がいたので逮捕したらそいつが爆薬をもっていた。誰かと問うてみればアメリカの護衛だったんだと。常に先制防衛なのかな?なんじゃらほい。自作自演が失敗して残念。今度の洞爺湖サミットではそんなことしないでね。
沖縄の市民すらも陵辱してへいちゃらな日米地位協定なんかを押し付けられている関係に集団的自衛権なんてあるものかと思う。人ひとりの命を守りあえる関係ではとっくにない。家畜以下の扱いなだけだ。集団的自衛権を押し付けられてきているなら、せめてバーターでも日米地位協定の中身に対して白州みたいにアメリカを叱りつけるやつはいないのかねと思う。こそこそとどこまでも逃げ惑うポチばかりだ。
『日本の青空』魚津では6月22日に本上映会があります。『六ヶ所村ラプソディー』に引き続いてみんなで日本中で上映会をばんばんやっていったらいいと思います。
ああ、最初からこんな長くていいのだろうか。もっと軽くしようっと。長文失礼しました。