GW初日。高尾山に沢山の登山客がやってくる季節。
高尾山のお腹に穴をあける危険な圏央道のトンネル工事のことを、
ひとりでも多くの人に知ってもらうために、「高尾山にトンネルをほらないで」とデザインされたTシャツを着て歩く、1000人ハイクに行ってきました。
約700人の人たちが集まって、それぞれの思いを胸に山を登り、道を歩く。
私も友人家族と娘と一緒に登った。
子供たちは大騒ぎでぐんぐん登っていき、山の坂道をすべるように降りていく。
春の高尾山は少し未だ肌寒いけど、
美しい花があちこちに咲いていて、空気も気持ちいい。
高尾山っていい山だな。
この山の美しい森が、私たちを癒してくれている。
途中,修行の場である滝を通る。
高尾山のお腹に穴があいたら、この滝もやがて枯れてしまうと言われている。
山を潤す水は,人間の身体に例えると、血液と同じだ。
血が体中をきちんとめぐらなければ、病気になってしまう。
もしも自分のお腹にぽっかり穴があいてしまったら、臓器や細胞がむしばまれ、大変なことになる。
そんなふうに感じてみると、心が痛くなる。
いくらお金や権力を持っていたって、イノチが,水が、大地が失われたら,私たち生き物は生きていけない。
一番大事なイノチが失われたら、そんなものは幻なんだ。
小さな子供だってそんなシンプルなことわかるのに。。。
山登りの後に集合した、日影沢キャンプ場で、otoちゃん&りゅうちゃんのムビラトロンと一緒にイマジンを歌った。
高尾山の美しい自然が守られますように。
私たちは例えどんな小さなことでも想像することができる。
最後にマイサ(正木高志さん)も加わって、オームシャンテイを歌う。
〜すべての生き物たち,幸せであれ〜
歌うこと、伝えること、それが私の現場で私にできること。
チベットのこと、イラク、イランのこと、六カ所のこと、9条のこと、
世界中のあらゆる痛みと不調和が、うみだしするようにあらわれている。
今私たちは,本当に岐路に立ってるんだな,って感じる。